コナン最新話アニメ970話のネタバレ(あらすじ)と犯人と考察(感想)は？加賀令嬢ミステリーツアー(後編)2020年2月22日

2020年2月15日から始まったアニメオリジナルの中編、「加賀令嬢ミステリーツアー」。

せっかく福引で金沢旅行が当たったというのに旅行の最中、江戸川コナン（えどがわこなん）達は風変わりな林マリ(はやしまり)という女性に出会って誘拐事件に巻き込まれてしまいます。
しかしそれは狂言誘拐で犯人は被害者と思われていた犀川学(さいかわまなぶ)。
そして犀川は逃亡してしまい、さらに犀川が働いていた林呉服屋社長の林壮一(はやしそういち)が何者かに襲われる事件が発生。

今回はそんな名探偵コナンアニメ970話「加賀令嬢ミステリーツアー（後編）」のネタバレ（あらすじ）と感想をご紹介いたします。

コナンアニメ「加賀令嬢ミステリーツアー」シリーズの登場人物

「加賀令嬢ミステリーツアー」シリーズの登場人物をご紹介致します。

まずはメインキャラクターから。
江戸川コナン(えどかわこなん)
主人公。
工藤新一（くどうしんいち）が幼児化した姿。
毛利蘭（もうりらん）
新一の彼女で、コナンの正体を知らずに預かっている。
毛利小五郎（もうりこごろう）
蘭の父で私立探偵。
通称、眠りの小五郎。

続いて今作のゲストキャラクターのご紹介です。
林マリ（はやしまり）　23歳
浮世離れしたお嬢様。
林壮一（はやしそういち）　52歳
林呉服屋社長でマリの父。
前編のラストに何者かに襲われる。
犀川学（さいかわまなぶ）　55歳
誘拐された元友禅作家。
実は狂言誘拐で、誘拐は自作自演だった。
楓優子（かえでゆうこ）　40歳
林呉服屋の経理担当。
萩野凛太朗（はぎのりんたろう）　34歳
犀川の弟子。
近藤タクミ
マリの彼氏。

コナンアニメ969話「加賀令嬢ミステリーツアー（前編）」のおさらい

蘭が福引で金沢旅行を当て、3人で金沢にやってきたコナン、蘭、小五郎。
北陸新幹線で金沢に着いた3人は市内観光を楽しみます。
そしてお昼時、食事か観光かでもていたところで小五郎は林マリとぶつかってしまいました。
「同じ服を何度も着るなんて恥ずかしい」「レディのバックの中身を聞くなんてマナー違反」と言う風変わりなマリにたじたじな3人。

タクシーの乗り方を知らないというマリをタクシー乗り場まで送り、山中座でそれぞれ観光と食事を楽しむコナン達。
そこで観光中の蘭とコナンはマリが引ったくりにあったところに出くわします。
丁度犯人が向かう先に居合わせた小五郎のおかげで犯人に逃げられるもバッグを確保しました。
小五郎がバッグの中を見るとたくさんの札束が入っています。
「取り返してくれてありがとう」と言って慌ててどこかへ行ってしまったマリ。しばらくするとマリが戻ってきましたが、バッグがありません。
あのお金は身代金で、駐車場に置いてきたと言います。

マリの実家である林呉服屋にやって来たコナン達。
小五郎は警察に連絡しなかったことを責めますが、社長の壮一は「わしらは犯人の指示にしたがったまで」と言います。
身代金を受け取りもう用がない犀川の無事を心配する小五郎達のところに解放され交番で保護されたという犀川からの連絡がきました。

林呉服屋に戻ってきた犀川。
犀川は目隠しされていたうえに犯人の声は変えられていたそうです。
犯人は顔見知りかもしれないと小五郎はその場にいた関係者のアリバイを確かめます。

犀川は朝9時に誘拐されたといい、壮一以外の関係者は誰かと顔をあわせていました。
また、身代金の受け渡しの時は壮一もみんなと一緒にいたのでアリバイがあるという事に。
そこで誘拐犯はここにいない誰かとなり、壮一はマリの彼氏を疑います。
マリに呼ばれてやってきた彼氏の近藤タクミはいきなり誘拐犯扱いされてしまいます。
タクミはひとり暮らしでアリバイがありません。
壮一とタクミがもめているところで犀川が疲労を訴え、話はうやむやになってしまいました。

その夕方、服部神社の境内でバッグを開けてお金を見る男、なんと誘拐された犀川です。
そこにコナン達が現れました。
手に縛られた跡がないことからコナンは誘拐が犀川の自作自演ではないかと疑っていたのです。
狂言誘拐がばれて退職金が～、と叫びバッグを投げ捨てて逃亡する犀川。犀川は逃げてしまいましたが、お金は無事に壮一の元に戻ってきたのです。

その晩、壮一にごちそうとなったコナン達。
3000万円が戻ってきて壮一は上機嫌です。
そこでコナンはマリから犀川が言っていた退職金とは壮一が職場で怪我をして退職した犀川の退職金を減らしたことだと聞きます。
退職金を減らされた腹いせとその分のお金の回収を目的に犀川は狂言誘拐事件を起こしたのでした。

コナン達が宿に帰る頃、どこかの路地でどうしてこんなことに…と途方に暮れてる犀川。
そして外に出ていた壮一は何者かに石で殴られてしまいました。
お前こんなことして…と言い残して意識を失う壮一。
頭の周りは血の池ができています。

コナンアニメ970話「加賀令嬢ミステリーツアー（後編）」のネタバレ（あらすじ）

加賀観光を楽しむコナン、蘭、小五郎のところにマリからの電話がかかってきました。
殴られた壮一が見つかったのです。
一晩中、殴られて血を流したまま外に壮一、気の毒に。
壮一の意識はないものの、命は無事でした。

優子やマリはいますが、凛太朗とは連絡が付かないそうです。
そこにタクミが駆け付けてきました。
警察によると財布が残っていたから物取りではないそうで、さらに現場には3人分のげそ痕があったそうです。
1つは被害者の壮一のもので、残りは犯人のものらしいといいます。
壮一は昨晩の11時頃に社長室に身代金のお金をしまいに行ったそうですが、マリは自室に戻っていてその後の壮一の行動を知りません。

そこで「おじさんあれ何かな」と壮一が倒れていたところに金粉を発見したコナン。
コナンは壮一にも同じものが付いていたのも見ていたと言います。
そして「タクミさんて金粉を扱う仕事としているんじゃない?」と急にタクミに話を振りました。
なぜならタクミの手がかぶれているのは漆のせいで、腕に付けたブレスレットは金粉が付いてしまう静電気を防止するものだから。
「金沢箔の伝統工芸の見習いだよ」というタクミですが壮一を襲ったことが否定します。
それなら壮一に金粉が付いていた理由は何だと言われたタクミは社長室に盗みに入ったことを白状しました。
タクミは3000万円もあれば少し位無くなってもばれないと思って社長室に盗みに入ったものの壮一にばれて追い出されたのです。
マリにビンタされるも金遣いが荒いマリに合わせたらお金がないと開き直るタクミ。

さらにコナンは凶器の石の側でさらに木くずを発見しました。
それはタクミが落としたものではなく、友禅作家が使う「ひきこ」でした。
そこで壮一を襲った疑いは友禅作家の犀川か凛太朗にかけられます。
その話を聞いて昨日の夜に部屋の窓から走り去る犀川を見たと白状するものの犀川をかばうマリ。
狂言誘拐についてもこちらに非があったとまで言います。
優子曰くマリにとって犀川は育ての親みたいな存在なのでした。

なおも犀川を怪しいと言う小五郎。そこにマリに非通知の電話がかかってきました。
それは犀川からの凛太朗を預かったと言う電話だったのです。
私の3000万を返せと言いう犀川。
「今度の私は本気だ」と言ってマリの言葉に耳を貸さず、また連絡すると切ってしまいました。
そして凛太朗が縛られている写真が届きます。
念のため身代金を用意するよう優子に指示する小五郎。
コナンはマリに頼んでもう一度写真を見せてもらい、何かに気付きました。

優子に犀川と凛太朗の関係を聞くコナン。
実は凛太朗は犀川を嫌っていると、凛太朗がSNSで犀川の事を悪く書くのを見ていた優子が言います。
一方、信じていた犀川とタクミに裏切られたと怒るマリ。タクミは「目の前に大金があれば誰だって血迷う」と言いますがマリはお金目当てに近づいたと大激怒。
「そういう事か。なら早くふたりを見つけないと」と何かに気付いたコナン。
犀川の居場所のヒントを見つけたいコナンはさっきかかってきた脅迫電話をもう一度聞きます。

小松にやってきた蘭とコナン。そこで蘭にぶつかった男はなんと犀川です。
コナンは犀川の電話に飛行機の音が入っていたことから小松空港の側にいるはずと小松にやって来たのでした。
ふたりは犀川を追いかけるも見失ってしまいました。
さらに犀川はそこでコーラを持った男性にもぶつかるもそのまま逃走します。
コナンは側にある科学館の実験室からアントシアニンの水溶液を借りてきました。
アントシアニンの水溶液はリトマス紙のように㏗によって色が変化するのです。
コーラは強い酸性だからとアントシアニンで足跡を浮かび上がらせたコナンは蘭と共に足跡をたどります。

足跡をたどったふたりは身代金を運んできた小五郎に出会います。
身代金の受け渡しのために小五郎がひとりで家に入りました。
とそこに車が着きます。

小五郎が2階に上がると、送られた写真のように部屋の窓際で横たわる凛太朗。
犀川はすでに逃げた後だと言います。
さらにマリ達もやってきました。
さっき着いた車にはマリ達が乗っていたのです。
そしてコナンは小五郎に麻酔銃を撃ち、推理ショーを始めます。

「凛太朗さん、そろそろ芝居は止めにしませんか」と小五郎（コナン）は凛太朗の人質のふりを指摘します。
なぜなら写真を見ると凛太朗のポケットが四角く膨らんでいたから、それはポケットにスマホが入っていたからです。
なぜ犀川は人質のポケットからスマホを抜かなかったのか。
それは人質が外部に助けを求める心配がないから、つまりふたりはグルでだったのです。
その証拠に凛太朗は昨日の夜に何度も犀川と連絡を取っていたことが明らかとなっていました。

「師匠がかわいそうだったから」と狂言誘拐は犀川のためだと言う凛太朗に「それは表向きの理由」と言う小五郎。
なぜなら金庫の開け方を知っている凛太朗は金を金庫から盗めたからです。
金の他に犀川を殺すことが目的だったから凛太朗はこの狂言誘拐を起こしたのでした。
「技は見て盗め、なんてしごき以外何物もない」という凛太朗は殺す計画だが殺していない、犯罪者じゃないと言います。

しかし、凛太朗は罪を起こしていると言う小五郎。
壮一の襲われた現場にあった3つ目のげそ痕は凛太朗のものだと言いうのです。
それでも凛太朗は自分が殴ったと限らないと言い張ります。
しかし小五郎は、あの大きな石を怪我をしている犀川には持てないことから殴ったのは凛太朗だと言うのです。
あれは社長が悪いんだ、と凛太朗は犀川に狂言誘拐の話をするところを壮一に聞かれたために殴ったと言います。

事件の真相は分かったものの犀川はどこにいるのか疑問に思ったコナン。
ふと床におかしなところを見つけました。
「蘭、マットを捲ってくれ」と小五郎が言い、見るとそこには血の跡が付いていたのです。
凛太朗に犀川を運び出す時間がなかったことから室内に犀川がいるはずと小五郎はクローゼットを見るように言います。
そこには閉じ込められた犀川の姿がありました。
凛太朗は犀川を殺し、すべての罪を擦り付ける気だったのです。
幸い、犀川は生きていました。

その夜、集まったコナン、小五郎、蘭、とマリ、壮一、優子。
退職金をケチって起きた事件に壮一もちょっと反省気味です。
会社の今後を心配している壮一達に犀川達の跡を継いで友禅作家になると宣言したマリ。壮一は喜びますがしその絵は幼稚園児並みです。
「ニューウェーブの友禅作家誕生」とあきれるコナンでした。

コナンアニメ970話「加賀令嬢ミステリーツアー（後編）」の感想は?

犀川誘拐事件は犀川の自作自演の狂言誘拐、壮一を殴った犯人は凛太朗、凛太朗誘拐事件は犀川と凛太朗による狂言誘拐、そして犀川への殺人未遂事件は凛太朗という事件が4つも起きた今回の「加賀令嬢ミステリーツアー」。
前編だけでは話が単純でしたが、後編でもさらに狂言誘拐が起きるとは思いませんでした。

ネクストコナンズヒントは「友禅染」でしたが、被害者の自作自演に気付いたヒントを考えると「写真」とか「ポケット」のほうがわかりやすかったと思います。

それにしても凛太朗。
師匠から技を盗むのがしごきと言っているようでは職人になるのは無理でしょうね。

2020年2月29日放送予定は再放送182話「大捜査九つのドア」

2020年2月29日のコナンは182話「大捜査九つのドア」。
2000年2月28日放送の再放送でちょうど20年越しの再放送です。
下校中に見つけたS字フック付きの指輪からコナン達の大捜索が始まります。

ネクストコナンズヒントは「頭文字」。

 

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コナンアニメメ970話「加賀令嬢ミステリーツアー（後編）」のまとめ

小さな事件がいくつも重なったちょっとわかりづらい事件でした。
最初の誘拐は犀川の自作自演で、その事件を利用して金を手に入れてさらに師匠を殺そうとした凛太朗。
犀川を無邪気に信じ、無事と無実を信じるマリは健気でしたが、後継ぎは無理そうですね。

画像出典：https://tver.jp/episode/68741501