コナンの白馬探の声優石田彰の経歴と代表作は？宮野真守に変更された理由は？

名探偵コナンに「怪盗キッド」が登場するようになり、怪盗キッドのライバル白馬探も登場するようになりました。

キッドのライバル、ロンドン帰りの高校生探偵が白馬探（はくばさぐる）です。

今回は、白馬探の声を演じる石田彰さんの経歴と代表作のご紹介です。

そして、2014年から演じる宮野真守さんに変更されたことについてのお話になります。

怪盗キッドのライバル白馬探とは？演じている声優さんは？

「怪盗キッド」は青山剛昌先生の作品「まじっく快斗」の主人公、ということはコナンファンならご存知ですね。

「まじっく快斗」は1986年にプロ漫画家としてデビューした青山剛昌先生初の連載作品です。

1987年から1988年まで少年サンデーで連載していましたが、その後、不定期になり、怪盗キッドは、現在名探偵コナンとのコラボで活躍しています。

「まじっく快斗」は、2010年4月に初めて、その後2014年に「怪盗キッド1412」に2回目とアニメ化されました。

怪盗キッドこと黒羽快斗の声優は、初アニメからずっと山口勝平さんになります。

名探偵コナンとまじっく快斗には、多くのベテラン声優がたくさんの役を演じています。

まじっく快斗に出演しているキャラクターのほとんどが、名探偵コナンに出演していますが、その一人がキッドのライバル探偵「白馬探（はくばさぐる）」です。

そして、高校生探偵「白馬探」の声優は、2010年の「怪盗キッド」では石田彰さんが、2014年の「怪盗キッド1412」では、宮野真守さんが演じています。

それでは、白馬探とはどんな少年か、ご紹介しましょう。

怪盗キッドのライバル白馬探とは？

イギリス帰りの貴公子で父親は警視総監、気障でプライドの塊を裏付けるだけの頭脳の持ち主。

ペットは「鷹のワトソン」、工藤新一と並ぶ東の高校生探偵です。

身長は高く180cm、65kg。おとめ座のA型です。

（174cm、54kgのキッドが変装する時は、シークレットブーツを履いているのでしょうか？）

おぼっちゃまでイケメン、推理の時は冷静な白馬探の声を演じているのは、ベテラン人気声優石田彰さんになります。

服部平次をライバル視する白馬探は、名探偵コナンのアニメ「集められた名探偵」で初登場します。

この時も、鷹のワトソンが密かに活躍していますね。

その後、479話「探偵甲子園」で服部平次とコラボしているのを最後に、名探偵コナンでは登場していません。

劇場版「名探偵コナン　探偵たちの鎮魂歌」では、白馬探に変装したキッドが登場していますが、もちろん、声は石田彰さんが演じています。

白馬探の声優石田彰の経歴と代表作をご紹介

続いて白馬探を演じる石田彰さんはどんな声優さんか、彼の経歴と代表作のご紹介です。

「甘い美声で、女性ファンを魅了する石田彰さんの代表作と言えば何？」

と聞かれると、取り上げたいキャラクターがありすぎて迷ってしまう、というくらいたくさんの役を演じている石田彰さんです。

女性ファンを魅了する声の持ち主！石田彰の経歴

機動戦士ガンダムを見て、声優に憧れた石田彰さんも、青山剛昌先生世代の1967年生まれ、新人類世代というそうです。（青山剛昌先生は1963年生まれ）

いわゆるファースト世代になります。

日本大学芸術学部演技学科出身。

日本大学芸術学部卒も、青山剛昌先生と一緒です。

お笑い芸人の石田明さんが、デビュー当時「石田彰さん」を知らず、ファンの人にお叱りを受けた、というエピソードがあるほどの人気声優さんです。

今ではW石田で朗読劇をするなど、話題になっている石田彰さん。

すでにアニメファンだけでなく、幅広いファンを持つ、ベテラン声優さんで役者さんです。

同世代には、高木渉さん、林原めぐみさん、山崎和佳奈さん、山口勝平さん、高山みなみさん、大谷育江さん、三石琴乃さんがいます。

名探偵コナンが始まったころ、20代後半から30代前半の絶賛売り出し中だった声優さんたちですね。

大人びたイケメン少年？石田彰

1994年「とんでぶーりん」のヒロイン、国分果林（白鳥百合さん）の好きな同級生の男の子「水野光一」役で初主役、一躍知名度が上がります。

そして1996年、石田彰の代表作、今でも全国にファンがいる「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲルの役を演じます。

同年、名探偵コナンでは「旗本一郎」役でゲスト出演しています。「豪華客船殺人事件」の犯人ですね。

その後2000年には、その後何度も新シリーズがアニメ化している「最遊記」の猪八戒役として、関俊彦さん、平田広明さん、保志総一朗さんらとともに、アニメ「最遊記」全シリーズを演じています。

その後、「NARUTO」我愛羅、「機動戦士ガンダムSEED」アスラン・ザラで10代の少年役を演じます。

「NARUTO」は現在、ナルト世代の子供たちが活躍する「BORUTO」で石田彰さんたちは、大人になった我愛羅役などを演じています。

「機動戦士ガンダムSEED」はファースト世代の人が親になり、子供と一緒に見始めた「平成ガンダム」の先駆け。2019年新たなシリーズが始まった「蒼穹のファフナー」のキャラデザ平井久司さんの絵がきれいでした。

こちらでは、三石琴乃（マリュー・ラミアス役・ハロ役）さん、桑島法子さん（ナタル/フレイ/ステラ三役）と、名探偵コナンでもお馴染みの声優さんたちが活躍していました。

どちらも、10代後半の少年ですが同じ年のナルト（竹内順子さん）やサスケ（杉山紀彰さん）、キラ・ヤマト（保志総一朗さん）と比べると、どこか大人びた雰囲気を持っていますね。

渚君を含めると、石田彰さんの演じる10代は、大人びたイケメン少年が多いですね。

貴公子役から血液型まで！石田彰

2008年に始まった、「夏目友人帳」は現在もシリーズ続行中、夏目を支える先輩の祓い屋名取周一役を10年以上演じています。

同じく2008年、有川浩先生作品の「図書館戦争」では堂上の親友で、図書隊の貴公子小牧幹久役、2010年には、「裏切りは僕の名前を知っている」では、主人公祇王夕月（保志総一朗さん）があこがれていた兄のような存在、祗王泠呀役を演じます。

その後も、銀魂、戦国BASARA、Fate/Zero、PSYCHO-PASS サイコパス、神様はじめました、血界戦線、櫻子さんの足下には死体が埋まっている、昭和元禄落語心中…とここに書ききれないくらいのレギュラー出演をしています。

石田彰さんというと、保志総一朗さんとの共演が多いですが、プライベートでも後輩の保志総一朗さんを可愛がっているというエピソードがありますね。

「ガンダムSEED」「戦国BASARA」「テニスの王子様」「最遊記」「裏切りは僕の名前を知っている」「遙かなる時空の中でシリーズ」…。世代が近いこともありますが、かなりの共演率です。

主人公、というよりも「レギュラー」、そして人間でも一味も二味もある役を多く演じています。他の人にはできない「不思議」な役が多いのが石田彰さんの持ち味です。

「Fate/Zero」では、一見おとなしいイケメンのシリアルキラー雨生龍之介、「3月のライオン」では紙一重？の天才棋士宗谷、「赤髪の白雪姫」では主人公ゼン（逢坂良太さん）の兄、クラリネス王国の第一王子イザナ・ウイスタリア・クラリネス。

そういえば、「赤髪の白雪姫」の原作では、戴冠式で王となったイザナ様、ご結婚が決まりましたね～。おめでとうございます！（石田彰さんとは関係ない？かもしれませんが）

そして、「血液型くん！」ではO型くんを演じています。石田彰さんがやっている役は、O型っぽいものが少ないのですが…。どちらかというとAまたはB型？白馬探はA型ですね。

エリアの騎士、食戟のソーマ、魔法使いの嫁、週末のイゼッタ、妖怪アパートの幽雅な日常など、50歳を過ぎた今でも、少年、青年役を多く演じています。

並べてみると、先生役「学園アリス」「櫻子さんの足下には～」の石田彰さんはよくありますが、お父さん役って少ないですね。「不思議なモノノケ庵」でも、若かりし頃のお父さん役ですしね。

石田彰さんは50代を過ぎた今も、声は20代くらいのイメージなのでしょうか。

さすが声優さん！

白馬探の声優が石田彰から宮野真守に変更！その理由は？

2014年、「まじっく快斗1412」が新たに始まりました。

青山剛昌先生の作品では、まじっく快斗に限らず、青山剛昌先短編集、YAIBA、名探偵コナンと同じ声優さんが色々なキャスティングをしています。

しかし、だからといって製作会社がすべて同じというわけではありません。

実際に、「まじっく快斗1412」は「まじっく快斗」とは全く別のスタッフ、製作会社が作っています。

白馬探だけでなく、中森青子、小泉赤子、桃井恵子、紺野エリカと女性声優さんはほとんど変更しています。他にもナイトメア、怪盗シャノアールと、キッド以外の怪盗の声優さんたちも変更されています。

名探偵コナンではすでにレギュラー。劇場版でも、顔出しの多い「黒羽快斗」は山口勝平さんのイメージが強すぎます。ここは固定といったところだったのでしょう。

音響監督さんの考えという説もあるようですし「1412」で新たな気分でまじっく快斗を楽しんでもらいたい、という気持ちもあったのではないでしょうか。

他にも、2014年と言えば、石田彰さんは50歳目前で、「テラフォーマーズ」や「ONE　PIECE」の他、たくさんのレギュラー番組や映画・OVAと多忙になっています。

宮野真守さんも2014年はレギュラー番組をたくさん抱えていましたが、まだまだ30代の売り出し中です。

1412は、宮野真守さんだけでなくMAO（市道真央）さん、浅沼晋太郎さん、喜多村英梨さん、種﨑敦美さんと20代後半から30代前半の声優さんを中心にそろえています。

全体の若返りで、心機一転といった作品にしたかったのではないでしょうか。

なぜ白馬探を宮野真守が？

以前、「シュタインズゲート」というアニメで、キャラクターの顔の骨格に似た声優さんを選ぶと、声のイメージがピッタリと合う、というお話がありました。

石田彰さんは、細面風ですが意外とエラのある顔立ちです。そして、宮野真守さんも同じように、細面のようでエラが目立つ顔立ちをしていますね。

言われてみると、白馬探もそうです。

そして、石田彰さんとの共通点が「女性を魅了する甘い声」です。

ただの少年ではなく、裏の顔がありそうな大人の少年を演じるには、宮野真守さんがピッタリだったのかもしれませんね。

白馬探は熱血少年でも、可愛い少年でも、わんぱく少年でもない、クールで大人の少年を演じるための声優さんがピッタリです。そこで、「デスノート」でキラを演じた、宮野真守さんだったのかもしれません。

 

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白馬探の声優石田彰さんの経歴まとめ

「まじっく快斗」白馬探役の石田彰さんのご紹介と、「まじっく快斗1412」で宮野真守さんに変わったことについてのお話でした。

名探偵コナンでは、すでにレギュラーの怪盗キッド。

合わせて登場するのが、白馬探です。

宮野真守さんに変わってから、まだ白馬探は登場していませんが、名探偵コナンでもきっと登場しますね。

石田彰さんが続投なのか、それとも宮野真守さんに変わるのか、はたまた、全く別の人になるのか、ちょっと楽しみかもしれません。