コナンの灰原哀が研究していた薬とは？黒の組織の目的を考察してみた！

濃密なミステリーが魅力となっている名探偵コナン。
どんどん深まる複雑な謎には、多くの方が夢中になっていますよね。

中でもストーリーの鍵となるのは、黒の組織。
かつて組織のメンバーだったシェリーこと灰原哀は、ある薬の開発を進めていたようです。

今回は、灰原哀が研究していた薬と、黒の組織の目的について考察してみます。

灰原哀が研究していた薬は？

では早速、灰原哀が研究していた薬について考察していきましょう。
 
 
以前は、黒の組織の研究員だった灰原哀。
その優秀さから、コードネーム「シェリー」として、組織から言われた薬の研究を担当していました。

高校生探偵の工藤新一の体を小さくした毒薬、アポトキシン4869も、灰原哀が開発していた試作品の一つ。

では、灰原哀が研究していた薬とは、一体何だったのでしょうか？
 
 
注目したいのは、アポトキシン4869の持つ、幼児化の副作用。

工藤新一ことコナンや開発者本人の灰原哀もまた、これにより小学1年生の姿になってしまったんですが…

この副作用が、灰原哀が研究させられていた薬に繋がっているのではないかと思います。
 
 
それを裏付けるのが、組織の古株だったメンバー、ピスコのセリフ。

組織の研究員だった灰原哀の両親とも親しかったピスコは、
当時から開発していた薬のことをよく聞いていたようですね。

灰原哀が研究していたのは、元々は彼女の両親が開発を進めていた薬だったとのことです。
 
 
灰原哀が組織を抜け出した後、その裏切り者を始末しようと、黒の組織の魔の手が迫ります。

その時、一時的に元の姿に戻った灰原哀が子供に戻る瞬間を目撃したピスコ。

「まさかここまで君が(研究を)進めていたとは…」と話していたんです。
(コミック24巻より)
 
 
このすぐ後、ピスコは組織により殺されてしまい、
開発していた薬に関しては、分からず終いとなってしまいましたが…
 
 
ピスコのセリフにより、アポトキシン4869と、灰原哀の開発していた薬の関係性が見えてきます。

つまり、幼児化から連想される何かの作用を灰原哀が研究していた、ということ。

ではその「何か」とは？

ここからは憶測も入りますが、

灰原哀が研究していた薬には、
若返りや不老不死といった作用を求められていたのではないかと思います。
 
 
それを裏付ける伏線は今までにもたくさん出ているんです。
 
 
伏線①
黒の組織のメンバーが、不老不死で有名な美国島を訪れていたこと。

美国島には、人魚の肉を食べると不老不死になれる、という伝説があったようです。

黒の組織が何の意味もなく、こんなおとぎ話じみた島にやってくるとは思えません。

これは、「不老不死」に執着していた組織の目的が関係しているのでは？と、想像できます。
 
 
伏線②
謎の灰原哀の発言

黒の組織を抜け出して、間もなかった頃の灰原哀。

まだコナンらにも壁を作っていて、自分を居場所のない人間だと考えている姿が印象的でした。

そんな灰原哀は、事件の解決を急ごうと焦るコナンに、こう言ったのです。

「焦っちゃだめ…
時の流れに人は逆らえないもの…

それを無理矢理ねじ曲げようとすれば…
人は罰を受ける…
(コミック20巻より)」

これは、時の流れにさかのぼる、

つまり若返りの薬を開発していた自分を戒める意味だったのではないでしょうか？

この言葉の本当の意味に関しても、まだ明らかになっていません。
 
 
伏線④
エンジニア板倉卓の日記の内容

有名なシステムエンジニアだった板倉卓。

すでに亡くなった板倉卓ですが、
生前、黒の組織のメンバーとも接触していたことがありました。

それを突き止めたコナンは、板倉卓の元へ行き、
板倉の日記のコピーのディスクを手に入れたのです。
 
 
そこにはかつて、板倉卓が黒の組織のメンバーに接触していた内容が。

黒の組織の、女王のような喋り方をするという女性が、板倉卓にこう話したと言うのです。

「We can be both of God and the devil.
Since we're trying to raise the dead against the stream of time.

(我々は神であり悪魔でもある…
なぜなら時の流れに逆らって、死者を蘇らそうとしているのだから…)」

と。

この女性は恐らく、黒の隙の女幹部、ベルモットのことではないか、と想定できますが…

伏線③とも繋がることですが、
これにより、不老不死、または死者を蘇らせる薬を灰原哀が開発していたのではないか、と想像できますよね。
 
 
以上のことから、灰原哀の研究していた薬は、
若返り、不老不死、死者を蘇らせる作用を求めたもの、と考えられます。

黒の組織の目的は？

灰原哀に薬の研究をさせていた黒の組織。

では、組織の目的とは一体何だったのでしょうか？
 
 
もし仮に考察通り、灰原哀の研究していた薬が、若返りや死者を蘇らせるものだった、と仮定すると？

黒の組織には、どうしても若返らせたい、もしくは蘇らせたい誰かがいた、ということになります。
 
 
原作にて、ついに黒の組織のボスのあの方が、烏丸蓮耶だということが判明しましたが、
烏丸蓮耶は40年前に死んだとされる大富豪だったのです。

生きていれば、140歳を超えているとされる烏丸蓮耶。

普通に生きている、というのは、人間の寿命からも考えにくいですよね。

もし組織の開発が進んでいたとすれば、この作用により烏丸蓮耶も若返りを果たしていた可能性もあります。
 
 
そして、先程ご紹介した板倉卓の日記の内容が確かなら、
黒の組織は死者を蘇らせようとしていた、ということ。

これが黒の組織の真の目的と考えるのが、自然と言えるでしょう。
 
 
組織(あの方)が蘇らせたいのは誰か、というのは、こちらの考察もご覧下さいね。

コナンの黒の組織のベルモットの正体とあの方との秘密とは？声優は安室透の元嫁は本当！？

コナンにおいてストーリーの鍵を握る黒の組織。彼らの組織は未だ多くの謎に包まれている。 その中でも秘密主義者のベルモットは謎が多い。ベルモットとは一体何者なのか、考察していこう。

conan-kuromaku.info

2018.09.24

 
ベルモットとあの方の関係が夫婦という説もあるので、
何かのトラブルで亡くなった娘を蘇らせたい、というのも、しっくりくる気もしますが…

このあたりも今後、黒の組織が登場する上で、明らかになってくるかもしれません。

 

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黒の組織まとめ

いかがだったでしょうか？

黒の組織の目的は、コナンのストーリーにおいて、鍵となることでしょう。

まだまだ謎が多い、黒の組織。
今後どうなるのか、一話たりとも見逃せませんね。