2022年劇場版コナン「ハロウィンの花嫁」を見る前に知っておきたい警察学校組と3年前の事件とは？

子供から大人まで幅広い層を魅了している劇場版名探偵コナン。
2022年4月15日(金)には、第25作となる「ハロウィンの花嫁」が公開されました。

今回の映画で活躍しているのが、警察学校組のメンバーの5人。
原作と密接したストーリーとなっていて、原作を読むとより深く理解できる内容となっています。

今回は、2022年映画を観る前に知っておきたい警察学校組と3年前の事件についてまとめました。

コナンの警察学校組とは？

ではまず、コナンに登場する警察学校組についておさらいしましょう。
 
 
警察学校組とは、警察学校時代を共に過ごした同期である安室透、伊達航、諸伏景光、萩原研二、松田陣平の5人組のこと。

それぞれが問題を抱えていながらも、個々の長所を活かして様々な事件を解決してきました。

では1人ずつプロフィールをご紹介します。

安室透(降谷零)

黒の組織にコードネーム「バーボン」として潜入捜査をしている公安警察官。
普段は正体を隠すため、「安室透」という偽名を使って、喫茶ポアロのウェイターとして働いています。

本名は「降谷零」。

警察学校時代は主席で合格する優等生でしたが、金髪ゆえに他の生徒とのいざこざが絶えませんでした。

同期の松田陣平との関係も険悪でしたが、共に危機を乗り越えたことで、あだ名で呼び合うほどの仲となりました。

ギター、料理、車の運転など、様々な特技を持つ、何でもできるスーパーマン。

喫茶ポアロには、安室透の隠れファンが沢山いるそうです。

伊達航

個性豊かな警察学校の同期4人をまとめあげる班長。

頭脳も身体能力も降谷零に次ぐNo.2で、警察学校内でも優秀な成績を修めていたようです。

子供の頃、警察官だった父親の情けない姿を見たことで、それまで尊敬していた父親を軽蔑するように。

しかし、警察学校のメンバーと解決した事件を通して、当時の父親の本当の思いを知ることになり和解。

それ以来、父親の真似をして爪ようじをくわえるようになり、伊達航のトレードマークとなりました。
 
 
卒業後は、警視庁の捜査一課に所属。

高木渉刑事の教育係でもあり、名字が同じことから自分たちを「ワタルブラザーズ」と呼んでいました。

「殺しても死なないタフガイ」と呼ばれていましたが、張り込み中に居眠り運転の車にはねられて1年前に殉職しています。

亡くなる直前に、自分の警察手帳を高木渉刑事に託しました。

ナタリー・来間という外国人の婚約者がいましたが、伊達航が亡くなったショックで自殺しています。

諸伏景光

降谷零の幼馴染みで、「ゼロ」「ヒロ」と呼び合う間柄でした。

幼少期に両親が殺されるところを目撃してしまい、それ以来トラウマに苦しんでいました。

しかし、警察学校組と共に、両親を殺した犯人を捕まえたことで、トラウマを払拭しています。

長野県警の諸伏高明刑事は実の兄ですが、両親の事件をきっかけに離れて暮らすことになりました。
 
 
卒業後は降谷零同様、公安警察に所属して、黒の組織にコードネーム「スコッチ」として潜入していました。

しかし、組織に正体がバレて追いつめられた際、仲間のデータが入ったスマホごと拳銃で胸を撃ち抜いて自殺しています。

亡くなった時期は明確ではありませんが、2～4年前と思われます。

萩原研二

松田陣平の幼なじみ。

洞察力に優れていますが、普段は女の子を追いかけることにしかその力を発揮していませんでした。

イケメンで優しい性格で、合コンでも一人勝ちするくらいのモテモテっぷり。

車好きで抜群のドライブテクを持ち、警察学校時代も、絶体絶命のピンチを切り抜けてきました。
 
 
卒業後は、スカウトされて爆発物処理班に所属。

しかし、7年前、爆弾解体中にハプニングがあり、殉職しました。

神奈川県警に萩原千速という姉がいることも明らかとなっています。

松田陣平

警察学校時代は高いレベルの専門知識を持ちながらも、致命的な協調性のなさから、教官から目をつけられていました。

警察を嫌っていたのは、幼少期にプロボクサーだった父親が誤認逮捕されたことから。

警察官を目指していたのは、警視総監を殴るため、という突飛な発想からだったのです。
 
 
卒業後は、萩原研二同様に、スカウトされた爆発物処理班に所属。

手先の器用さもあり、萩原研二と共に爆弾の解体のプロとして活躍していました。

しかし、萩原研二が殉職したことで敵を取るべく、その犯人を一人で追うようになります。

そして、3年前、萩原研二同様に爆弾解体中に命を落としました。
 
 
このように、今現在でまだ生きているのは安室透ただ一人。

ただ、安室透がスーパーマンと言われるのも、この警察学校組の力があったからです。

料理は諸伏景光から、ドライブテクは萩原研二から、爆弾解体は松田陣平から、正義感の強さは伊達航から受け継がれました。

皆の思いを背負って日々戦っている安室透のことを思うと、胸が苦しくなりますよね。

安室透の思いを考えながら映画を観ると、こみ上げてくるものがありますよ。

コナンの「3年前の事件」とは？

ではお次に、「ハロウィンの花嫁」を観る上で欠かせない3年前の事件についておさえておきましょう。

3年前の事件とは、松田陣平が観覧車に仕掛けられた爆弾の解体中に殉職した事件のこと。

コミックでは36～37巻、アニメでは304話「揺れる警視庁　1200万人の人質」に収録されています。

この事件は2022年映画のメインキャラの一人、佐藤刑事とも関係性が深く、劇中でもキーとなっていますよ。

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conan-kuromaku.info

 
事の発端は7年前。

当時、爆発物処理班に所属していた松田陣平は、同僚で親友での萩原研二と共に爆弾の解体を行ってきました。

しかし、止まっていたはずの爆弾のタイマーが急に動き出してしまい、萩原研二は解体が間に合わず殉職。

犯人の2人組のうち1人は捕まえたものの、逃走中にトラックにはねられて亡くなってしまい、そのまま未解決事件となっていたのです。
 
 
それから丸4年が経とうとしていた時も、事件の真相はわからないまま。

親友の敵をとるために捜査を続けていた松田陣平は、頭を冷やすためにと捜査一課へ配属されました。
 
 
そして、萩原研二の4回目の命日である11月7日、再び爆弾犯からFAXが届いたのです。

FAXに記された暗号を解いて、松田陣平が向かったのは、杯戸町にあるショッピングモールの観覧車。

ゴンドラの中には爆弾が仕掛けられていて、松田陣平は迷わず一人で乗り込んでいきました。
 
 
すると観覧車の操作部で爆発が起き、松田陣平の乗ったゴンドラが真上にある状態で停止。

爆弾のトラップで作動した水銀レバーにより、他の者はゴンドラに近づくことができない状況でした。

爆弾自体は、プロである松田陣平にかかれば、簡単に解体できたレベルのもの。

しかし、爆弾の液晶パネルに突然、「もう一つの爆弾の場所のヒントを爆破3秒前に表示する」という内容のメッセージが現れたのです。

松田陣平はもう一つの爆弾の場所を知るために、爆弾を解体できずに殉職。

しかし、松田陣平は爆破の直前、佐藤刑事にもう一つの爆弾の場所をメールで知らせていました。

そのおかげで、場所がすぐに特定でき、多くの市民が助かることとなったのでした。
 
 
そのメールの追伸には、「あんたのこと、割と好きだったぜ」という松田陣平の告白文が。

松田陣平という存在は、佐藤刑事の中で忘れられないものとなっていったのでした。
 
 
それからさらに3年後、再び爆弾犯から犯行予告が届きます。

しかし、それはコナンと高木刑事によって阻まれ、7年かけてようやく犯人を捕まえることができたのでした。

これにより、佐藤刑事も松田陣平を思い出として乗り越え、前に進む決心をしました。

「ハロウィンの花嫁」では、この3年前の事件に隠されたサイドストーリーも描かれています。

原作を知っていた方が全体のストーリーの流れがわかるので、より映画が楽しめると思いますよ。

 

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コナンの警察学校組と3年前の事件まとめ

いかがだったでしょうか。

警察学校組は登場回数が少ないながらも、伝説的な人気キャラばかり。
皆がポテンシャルが高く、さすが安室透の同志という印象でした。

2022年映画での警察学校組の活躍も凄まじく、満足度の高いものとなっています。
より深く映画を楽しむためにも、警察学校組と3年前の事件のチェックは事前におさえておくのがオススメです。