迷宮の十字路のネタバレと感想は？犯人の意外な動機と主題歌は？|コナン映画2003年

ミステリーアニメ映画の金字塔とも言える、劇場版名探偵コナンシリーズ。
2018年までに22作品が公開し、その人気はとどまることを知らない。

そんな大人気の歴代コナン映画の人気投票。
そこで第1位に輝いた作品こそ、「迷宮の十字路(クロスロード)」なのだ。

今回は、「迷宮の十字路」のあらすじと感想（ネタバレ含）についてご紹介しよう。果たして犯人の動機とは一体何だったのだろうか？
また映画に彩りを加えている主題歌も紹介する。

「迷宮の十字路」のあらすじ

「迷宮の十字路」は、2003年に公開された、シリーズ第7作目にあたる作品。

メインキャラクターが、西の高校生探偵の服部平次であることも、人気を集めた理由だ。

では早速、「迷宮の十字路」のあらすじについてご紹介しよう。
 
 
東京、京都、大阪で次々と起きる殺人事件。
5人の被害者にはある共通点があった。

それは、古美術品を狙う盗賊団「源氏蛍」のメンバーである、ということ。

警察は、警視庁、大阪府警、京都府警で、合同捜査を開始していた。
 
 
その頃、探偵の毛利小五郎は、娘の蘭やコナンらと共に京都に来ていた。

その目的は、山能寺の僧侶、竜円から依頼された暗号の解読。

暗号の謎には、8年前に盗まれた仏像のありかが示されているようだった。
 
 
コナンは、仏像を盗んだのは源氏蛍のメンバーではないか、と推測。
その捜査の最中、西の高校生探偵、服部平次とばったり遭遇したのだった。
 
 
コナンと服部平次は、二人で捜査を続ける。
しかし突如、平次は怪しい男に弓矢で狙われることに。
 
 
連続殺人の犯人は一体誰なのか？
服部平次が狙われる理由は？
 
 
「迷宮の十字路」は、服部平次の初恋についても収録され、見ごたえ抜群のストーリーとなっている。
 
 
キャッチコピーは、

「私たち、やっと逢えたんだね…」
「工藤新一、古都の謎に挑む!?」

だ。

「迷宮の十字路」の感想（ネタバレ含）

ではここからは、「迷宮の十字路」を観て感じた、個人的な感想についてご紹介しよう。

一部ネタバレを含んでいるので、未見の方はご注意を。
 
 
「迷宮の十字路」は、名匠、こだま兼嗣氏が最後に手がけることとなった劇場版コナン作品。

王道のミステリーテイストを好む、こだま氏らしい構成となっていた。

ストーリー序盤に事件の模様を描き、観た人を惹き付ける手法。
初見の時は、このテクニックにまんまと夢中になってしまったものだ。
 
 
個人的には、コナン映画はミステリー要素が強くあってほしいと思っている。
それだけに、こだま兼嗣監督の手がけたコナン映画は、思い入れがより深いもの。

欲を言えば、もう一度、こだま兼嗣氏の監督映画を観たい、という気持ちもあるのだが…
 
 
これだけでも十分見ごたえがある「迷宮の十字路」。
しかし、魅力はミステリー要素だけではない。
 
 
多くのファンが注目しているのは、やはり服部平次の初恋の行方だろう。

ストーリーの入りとして描かれていた、毬をつく、赤い着物の女の子。

この女の子に、服部平次は淡い初恋の感情を抱いていたのだ。

その正体を、最初は舞妓の千賀鈴と思わせるミスリード。
終盤に、その女の子が今想いを寄せている遠山和葉と分かった。

その瞬間の服部平次の優しい表情は、忘れることができない。

「やっと会えた」と心から呟いたような服部平次の言葉には、思わず鳥肌が立ったものだ。

服部平次と遠山和葉のラブコメを応援しているファンにとって、最高の結末だったのではないか。

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そして、ラブコメ要素を盛り上げていたのが、京都という情景の美しさ。

日本屈指の観光地として名高い京都。

和の雰囲気を十分に感じられる京都で繰り広げられるストーリーは、作品の品格を高めていた。

だからこそ「迷宮の十字路」は、大人にも親しまれる作品となったのではないか。

人気作だけに、聖地巡礼に向かったコナンファンも多いとのこと。
京都への経済効果についても気になる所だ。
 
 
そして、今回の目玉の一つとなっていたのが、服部平次のバイクアクション。

服部平次のカッコ良さを引き立てる、見ごたえのあるシーンとなっていた。

まるで時間が止まったかのような、空中でのスローモーション。
これをスクリーンで観た時は、思わず息をするのを忘れたものだ。

勿論、バイクだけではなく、犯人と対峙する剣術シーンも素晴らしかった。

観た人だけが味わえる服部平次のカッコ良さ。
要は実際に観て感じてもらいたい、というのが私の願いだ。
 
 
ちなみに服部平次のバイクの車種はこれだ！

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2018.10.11

 
関西が舞台であるだけに、服部平次と遠山和葉に注目されがちな本作。

しかし、その反面で、工藤新一と毛利蘭の再会シーンも見所となっていた。

今回のキャッチコピーにもなっていた、このエピソード。
工藤新一が登場するというのは、予告から話題となっていたのが印象深い。

月明かりに照らされて再会を果たすシーンは、何とも美しいものとなっていた。
 
 
幻想的で、まるで夢のような再会。

それがハンカチについたファンデーションで現実と分かった毛利蘭。
なんともオシャレな演出となっていた。
 
 
そんな工藤新一が変装した服部平次の姿。
クライマックスにも関わらず、その台詞の棒読みさには、思わずツッコミたくなったものだった。

作品のリピーターには、改めて注目してもらいたいポイントだ。

「迷宮の十字路」の犯人とその意外な動機は？

次々と殺されていく、盗賊団「源氏蛍」のメンバー達。

犯人の動機は、盗賊団の頭の残した宝を独り占めすることだった。

殺害方法から、犯人は弓矢や剣術に長けている人物。
その線で捜査を進めていたが、それらしき人物はなかなか現れなかった。
 
 
そんな中、犯人に関わる重要な証拠品を見つけた遠山和葉。
しかし、和葉は犯人にそれを目撃され、さらわれてしまう。
 
 
犯人からの電話でそれを知り、駆けつけた服部平次(後に工藤新一の変装と判明)。

遠山和葉を捉えていた、今回の一連の事件の犯人。

それはなんと

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古書店の店主、西条大河だった。

義経流を再興するために道場を作るため、宝を独り占めしたかったのだ。

「迷宮の十字路」の主題歌は？

誰もが納得の名作となっている「迷宮の十字路」。

次は「迷宮の十字路」の主題歌についてご紹介しよう。
 
 
今回、「迷宮の十字路」の主題歌となっているのは、倉木麻衣氏の「Time after time ～花舞う街で～」。

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こちらは、作品の世界観に見事にマッチする楽曲となっていた。
 
 
同じく京都を舞台とした作品「から紅の恋歌」も主題歌は倉木麻衣氏だった。
恐らく、「迷宮の十字路」での大きな反響から、キャスティングされたのではないか。

エンディングというのは、作品の余韻に大きく影響するもの。
「迷宮の十字路」の魅力を最大限に感じられるラストを演出していた。
 
 
「迷宮の十字路」は、個人的にも大好きなコナン映画の一つ。

最初から最後まで面白く、「観て損はない」と自信を持って言える作品だ。

未見の方にはぜひ一度観てもらいたいものだ。

 

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「迷宮の十字路」まとめ

いかがだっただろうか。
「迷宮の十字路」は、観た人の満足度が非常に高い作品。
何度でも観たい、と思う方も多いのではないだろうか。

原作では、服部平次と遠山和葉のラブコメも進展しそうな予感。

これを機に、改めて「迷宮の十字路」を観返してみるのもいいかもしれない。