沈黙の15分のネタバレと感想は？真の犯人と声優一覧は？|コナン映画2011年

今までに、様々な歴史を作り出してきた劇場版名探偵コナン。
監督の交代時に変わる作風についても、注目が集まっている。

コナン映画の3代目監督となったのが、静野孔文氏。

そんな静野氏が初めて手掛けた作品が、シリーズ15作目となる「沈黙の15分(クォーター)」なのだ。

今回は、「沈黙の15分」のあらすじと感想についてまとめた。
真の犯人とは一体誰か？
さらにゲスト声優も含めて、声優一覧も紹介しよう。

「沈黙の15分」のあらすじ

2011年にシリーズ15作目として公開された「沈黙の15分」。

コナン映画3代目となる、静野孔文氏の初監督作品としても有名だ。

ではまず、「沈黙の15分」のあらすじについてご紹介しよう。
 
 
新潟県にある北ノ沢村。
8年前、立原冬馬という少年が崖から転落し、意識不明となる事故が起きた。

その時、立原冬馬は、何故か誰かに追われていたのだった。
 
 
そして時間軸は現在へ。
東京都知事、朝倉優一郎の元に脅迫状が送られてきたのだ。

翌日、朝倉優一郎は都営地下鉄の開通式に参加。
その最中にトンネルが爆破され、朝倉の乗る電車が危険に晒される。

しかし、コナンが一足先に爆弾に気付いたため、奇跡的に大惨事を免れたのだった。
 
 
今回の犯人は、犯行を繰り返す恐れがある。
コナンはさらなる犯行を防ぐため、捜査を開始した。

朝倉雄一郎が国土交通大臣だった頃に作ったダム。
そこに謎を解く鍵がある、と推理したコナン。

毛利蘭や父親の小五郎、少年探偵団らと共に、新潟県にある北ノ沢村へ行くことに。
 
 
北ノ沢村では、移設5周年を記念した、スノーフェスティバルの真っ最中。

そこには、8年前に事故で昏睡状態となっている立原冬馬の母親の冬美と、その幼馴染みら5人の姿があった。

その翌日、8年の時を経て、なんと立原冬馬が目を覚ましたのだ。
 
 
しかし、事故の日の記憶を失っていた立原冬馬。

そんな中、立原冬美の幼馴染みの一人、氷川尚吾が死体で見つかる。
さらには、立原冬馬を狙っていると思われる発砲事件も発生したのだ。
 
 
果たして一連の事件の犯人は？
立原冬馬の記憶に眠っている真実とは？
 
 
「沈黙の15分」は、アクション要素が満載。
とにかくカッコいいコナンが観たい方にピッタリな作品だ。
 
 
キャッチコピーは、

「生き延びるんだ、絶対に…」
「ラスト15分、予測不可能！」
「生きてたら、また会えるぜ」

だ。

「沈黙の15分」の犯人は？(※ネタバレ)

一見、無関係に見えた、今回の事件。
しかし、そこにはある繋がりがあったのだ。
 
 
全ての始まりとなったのは、8年前、遠野みずきの妹、なつきが巻き込まれたひき逃げ事故。

当時、この犯人として自首したのが、立原冬馬の幼馴染みの山尾渓介だった。
飲酒運転等の罪もあり、最近になってようやく釈放されたとのこと。
 
 
今回、東京都知事を狙った、爆破事件。

この犯人も、山尾渓介だったのだ。
 
 
8年前、山尾渓介は東京で宝石を盗み、北ノ沢にある実家へ帰ろうとしていた。

ひき逃げ事故を起こしたのは、その途中の出来事だったのだ。
 
 
警察を呼べば、宝石が車の中にあることがバレてしまう。

そう考えた山尾渓介は、一度実家に宝石を隠してから、警察に自首したのだった。

しかし、山尾渓介の服役中、北ノ沢村は移設され、宝石はダムの底に沈んでしまった。

そこで宝石を探すため、ダムが手薄になる式典の日を狙い、山尾渓介はダム爆破を計画したのだった。
 
 
東京都知事を狙った事件を起こしたのは、式典に知事を参加させないようにするため。
知事が来れば、マスコミも大勢駆けつけることが予想される。

宝石をゆっくり探す時間が欲しかった山尾渓介は、東京都知事の式典への参加を阻止するため、今回の計画に至ったのだ。

氷川尚吾を殺したのも、山尾渓介。
8年前の宝石強盗のことを知られ、脅されていたのが動機だった。
 
 
ただ、今回の全ての事件が山尾渓介によるもの、という訳ではなかった。

目を覚ました立原冬馬に発砲したのは
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・冬馬の幼馴染みの一人、遠野みずきだったのだ。

8年前、遠野なつきと姉妹喧嘩をしていた遠野みずき。
そのはずみで、妹のなつきを、姉のみずきが突き飛ばしてしまったのだ。

道路に飛び出してしまったなつき。

その時、不運にも山尾渓介の運転する車に轢かれてしまったのだった。

「沈黙の15分」の感想(※ネタバレ)

ではここからは、「沈黙の15分」を観て感じた、個人的な感想についてご紹介。
一部ネタバレを含んでいるので、未見の方はご注意頂きたい。
 
 
「沈黙の15分」は、冒頭の観客の引き込みが素晴らしい作品だった。

冒頭から、コナンが犯人の存在にいち早く気付き、事故を最小限に阻止。

一歩遅ければ、大惨事になることは免れなかった。

それだけにコナンの活躍は、ストーリーのクライマックスでもいいくらいの凄みがあった。
 
 
また、ファンの間で密かに人気となっている、江戸川コナンと灰原哀のカップリング。

灰原哀がコナンの背中にピッタリくっつき、スケボーを走らせるシーンは、コナン×灰原哀ファンにとって、とても嬉しいシーンとなっていた。

「ガキが生意気なんじゃない？」というツンデレな灰原哀も、非常に可愛らしかった。
 
 
そして、物語のクライマックス。

犯人が起こした爆破の影響で、大量の水流が祭典の真っ最中の北ノ沢村に向かっていたのだ。

これを阻止したのは、やっぱりコナン。

雪山をスケボーでジグザグに走って、雪崩を起こしたのだ。

「現実的に可能なのか？」とツッコミたくもなったが、あまり深く考えたら負けな気も…笑

その点に目を瞑れば、コナンのカッコいいアクションが光る、名シーンとなっていた。

ラストは全身が震え上がるような感覚がして、涙さえ出たものだ。

「コナンってこんな泣ける映画だったっけ？」と思った記憶も…

新しいコナン映画の始まりを予感させる、魅力的な作品となっていた。

「沈黙の15分」の声優一覧

では、「沈黙の15分」に登場する声優を一覧でご紹介しよう。
 
 
メインキャラクター

・江戸川コナン役 高山みなみ

・毛利蘭役 山崎和佳奈

・工藤新一役 山口勝平

・灰原哀役 林原めぐみ

・毛利小五郎役 小山力也

・吉田歩美役 岩居由希子

・円谷光彦役 大谷育江

・小嶋元太/高木渉役 高木渉

・阿笠博士役 緒方賢一

・鈴木園子役 松井菜桜子

・目暮十三役 茶風林

・白鳥任三郎役 井上和彦

・佐藤美和子役 湯屋敦子

・小田切敏郎役 中田浩二

・小林澄子役 加藤優子

・千葉刑事役 千葉一伸
 
 
劇場版オリジナルキャラクター

・立原冬美役 飯塚雅弓

・山尾渓介役 難波圭一

・氷川尚吾役 関俊彦

・遠野みずき役 朴璐美

・武藤岳彦役 江川央生

・立原冬馬役 宮田幸季/三瓶由布子(幼少期)

・遠野なつき役 加藤英美里

・朝倉優一郎役 麻生敬太郎

・渡部刑事役 渡部陽一

・ジャーナリスト役 宮根誠司
 
 
今回の声優に、戦場カメラマンの渡部陽一、キャスターの宮根誠司も参加している。

喋り方がゆっくりであることが特徴的な渡部陽一。

今回の役柄でも、そのままのキャラクターがイメージされていた。

宮根誠司は、コナンの活躍について質問するジャーナリストとしての役柄だった。

 

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「沈黙の15分」まとめ

いかがだっただろうか。

「沈黙の15分」は、コナン映画の新たな歴史を作った作品の一つ。
印象に残っているファンも多いことだろう。

静野孔文監督の特徴の一つ、ド派手なアクションシーンも満載。
ぜひ改めて「沈黙の15分」を観返してみてはいかがだろうか。