年々、興行収入成績を塗り替えて、社会現象となっている劇場版名探偵コナン。
過去には、ミステリーファン大絶賛の名作も誕生した。
今回、ご紹介するのは「世紀末の魔術師」。
作中の人気キャラ、怪盗キッドが初めて登場したコナン映画だ。
今回は、「世紀末の魔術師」の
犯人の動機はなんだったのか?またロシア語ではなんと読むのか?
あらすじ(ネタバレ含)と感想についてまとめた。
ゼロの日常警察学校編のネタバレは以下からご覧ください。知られざる秘密が徐々に明らかに・・・
1話(松田陣平編①) | 2話(松田陣平編②) | 3話(松田陣平編③) |
4話(伊達航編①) | 5話(伊達航編②) | 6話(伊達航編③) |
7話(萩原研二編①) | 8話(萩原研二編②) | 9話(萩原研二編③) |
10話(諸伏景光編①) | 11話(諸伏景光編②) | 12話(諸伏景光編③) |
13話(最終回) |
名探偵コナン原作の直近のネタバレは以下からご覧ください。
ゼロの日常のネタバレ一覧はこちら
1093話(ファミレス殺人事件③) 2022年22・23合併号 (2022年4月27日発売) | 1092話(ファミレス殺人事件②) 2022年21号 (2022年4月20日発売) | 1091話(ファミレス殺人事件①) 2022年20号 (2022年4月13日発売) |
1090話(京都殺人事件~和葉vs紅葉~③) 2022年16号 (2022年3月16日) | 1089話(京都殺人事件~和葉vs紅葉~②) 2022年15号 (2022年3月9日発売) | 1088話(京都殺人事件~和葉vs紅葉~①) 2022年14号 (2022年3月2日発売) |
「世紀末の魔術師」のあらすじ
1999年に劇場版第3作目として公開された「世紀末の魔術師」。
では早速、「世紀末の魔術師」のあらすじについてご紹介しよう。
天下の大泥棒と言われる怪盗キッド。
次々と宝石類を盗んでいた怪盗キッドは、新しい犯行予告を警察に突きつけた。
怪盗キッドのお目当ては、メモリーズ・エッグ。
鈴木財閥の蔵から発見された、ロマノフ王朝の秘宝だった。
警視庁は大阪府警や探偵の毛利小五郎らと共に、怪盗キッドを捕まえるための合同捜査を行うことに。
メモリーズ・エッグが展示されている、大阪の鈴木近代美術館には、西の高校生探偵、服部平次の姿も。
そんな厳戒体制の中、怪盗キッドは見事メモリーズ・エッグを盗み出す。
しかし、ハングライダーで立ち去る途中、何者かに命を狙われることとなった怪盗キッド。
コナンはメモリーズ・エッグを発見するも、怪盗キッドの姿はどこにも無かった。
さらに、メモリーズ・エッグを持ち帰る船の中で、殺人事件が発生。
被害者は、右目を撃ち抜かれていた。
果たして犯人は誰なのか?
怪盗キッドは生きているのか?
「世紀末の魔術師」は、様々な謎が緻密に散りばめられた本格ミステリーとなっている。
キャッチコピーは、
「世紀末最大の謎を解くのは誰だ!?」
だ。
「世紀末の魔術師」の犯人とその動機は?
被害者の右目を撃ち抜き、次々と殺人を重ねる犯人。
コナンは阿笠博士に調べてもらい、「右目を撃つスナイパー」の情報を得た。
その正体は、年齢不詳、性別不明、国際手配されている怪盗、スコーピオン。
スコーピオンは、怪盗キッドの手に入れたメモリーズ・エッグを横取りしようとしていたのだ。
その怪盗スコーピオンの正体。
それは
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ロマノフ王朝の研究家、浦思青蘭だった。
浦思青蘭の中国名、「プース・チンラン」を並び替えると、ラスプーチン。
ラスプーチンとは、ロマノフ王朝の滅亡のきっかけを作った、皇族家と関わりの深かった人物。
浦思青蘭は、ラスプーチンの末裔だったのだ。
本来、ロマノフ王朝の宝は、皇帝一家と関わりの深い、ラスプーチンのものになるはずだった。
そう考えた浦思青蘭は、先祖の代わりに財宝を手に入れようとしていたのだ。
殺害の際に、被害者の右目を狙っていた理由。
それは、右目を撃たれて惨殺された先祖、ラスプーチンの無念を晴らすためだった。
「世紀末の魔術師」の感想(※ネタバレ)
ここからは、「世紀末の魔術師」を観て感じた、個人的な感想についてご紹介。
一部ネタバレを含んでいるので、未見の方はご注意頂きたい。
「世紀末の魔術師」で印象的だったのは、やはり殺人鬼、スコーピオン。
その猟奇的な描写から、今回の作品が放つおぞましさのようなものを感じた。
右目を撃たれて殺害された死体、というのは、子供の頃に観た私にとって、とても衝撃的だったのだ。
スコーピオンは一体誰なのか。
怖いけど続きが気になって仕方がない、と中毒性のある作品となっていた。
そんなホラー要素も強い「世紀末の魔術師」。
同じくらい注目ポイントとなっているのが、やはり怪盗キッドの登場だろう。
早速登場したストーリーの冒頭。
そのシーンは、キザでカッコつけな怪盗キッドのキャラクターが良く分かる描写となっていた。
コナンを観たことがない人でも分かるように構成されたのではないだろうか。
そして、予告状通りに登場した怪盗キッド。
両手を広げて、「レディース・エンド・ジェントルメン!」と叫ぶシーンは、鳥肌が立ったものだ。
怪盗キッドをスクリーンで観れるとは、当時の私にとって興味深いものだった。
まぁとりわけ怪盗キッドのファンという訳ではないのだが…
怪盗キッドファンから見たら、よりこのシーンも印象深いものなのだろう。
そして今回、コナンに訪れたピンチ。
毛利蘭にコナン=工藤新一ということがバレかけたのだ。
誕生日を安易に口にしてしまうコナンも軽率に感じたのだが…
そんなコナンを救ったのが怪盗キッドだった。
コナンと毛利蘭の目の前に工藤新一に扮して現れたのだ。
結果的に、これでコナンは正体を明かさずに済む。
にしても、世界に自分にそっくりな人は3人いる、という伝説を聞いたことがある人は多いだろう。
コナン(工藤新一)は、怪盗キッドだけではなく、最近原作に再登場したことで話題の沖田総司に会っているのだ。
沖田総司に関しては過去に書いているので、よかったらこちらも読んでみてほしい。
改めて考えると、現実ではありえないすごいことに感じる。
話は逸れたが、「世紀末の魔術師」は、怪盗キッドだけが見所ではない、ミステリーとして素晴らしい作品。
そのバランスの良さ、ストーリーとの絡め方も絶妙な上手さが光っている。
個人的にも、歴代コナン映画の中で好きな作品の一つだ。
ロシア語の「世紀末の魔術師」の読み方は?
「世紀末の魔術師」は、ロマノフ王朝を題材として取り入れた作品。
ロマノフ王朝とはロシア最後の王朝である。
そのため、作品内には、ロシア語がしばしば登場しているのだ。
その中で注目したいのが、メモリーズ・エッグの最初の所有者として現れた香坂夏美。
香坂夏美が子供の頃に聞いて、頭から離れなかった言葉が、「バルシェ、ニクカッタベカ」。
本人は妙な日本語と思っていたらしいが、それは実はあるロシア語のことだった。
BOJIШEБHИК КOHЦA BEKA
(ヴァルシェーブニック カンツァー ベカ)
この言葉こそ、日本語で「世紀末の魔術師」を意味していたのだ。
このシーンがあるからこそ、タイトルの重みもあったように感じる。
ちなみに、市販されているロシア語の超初心者向けテキストに、世紀末の魔術師の劇中のセリフのロシア語版も載ってるらしい。
юрии на льду ( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/zpKtA30ymN
— 🍀都 (@jn857855391) 2018年4月30日
趣味でロシア語勉強し始めたけど、買ったテキストにコナンの世紀末の魔術師載ってる👀
CDの音源も気合入ってるし面白い✨😊
例文には、新一、灰原、灰原の書き方載っててわかりやすい✨☺️ pic.twitter.com/5bjPE6RpSM— 沙紀 (@sakiiro24) 2018年6月9日
一度、これらのロシア語のテキストを手にしてみたいものだ。
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「世紀末の魔術師」まとめ
いかがだっただろうか。
「世紀末の魔術師」は、コナン映画の初期を代表する、まさに名作。
怪盗キッドファンにとっても、思い出の作品となっていることだろう。
2019年の映画では、怪盗キッドがメインキャラとなる情報も。
改めて、怪盗キッドの初登場映画「世紀末の魔術師」を観てみてはいかがだろうか。
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