水平線上の陰謀のネタバレと感想は？矛盾点の考察と声優一覧まとめ|コナン映画2005年

子供から大人まで楽しめるミステリーアニメ映画、劇場版名探偵コナン。

2018年公開のシリーズ22作目「ゼロの執行人」では、興行収入成績90億円の大ヒットとなった。

これからご紹介するのは、シリーズ9作目として2005年に公開された「水平線上の陰謀(ストラテジー)」。

「水平線上の陰謀」の矛盾点とは？
一体真犯人は誰だったのか？

今回は、その「水平線上の陰謀」のあらすじと感想（ネタバレ）についてまとめた。

それと声優一覧もまとめてみたら、意外な声優も登場していたがご存知だっただろうか？

「水平線上の陰謀」のあらすじ

2005年にシリーズ第9作目として公開された「水平線上の陰謀」。

こちらは、豪華客船を舞台に繰り広げられるストーリーだ。

では、「水平線上の陰謀」のあらすじについてご紹介しよう。
 
 
15年前、北大西洋で貨物船が氷山にぶつかり、沈没する事故が発生した。

さらに時を経て半月前。
船舶設計士の八代英人が運転中に心臓発作を起こして、車ごと崖から転落して死亡したのだ。

亡くなった八代英人は、八代客船の社長の八代貴江の夫。

15年前に沈没した貨物船、第一八代丸を所有する、八代グループの人間だったのだ。
 
 
そんな八代グループの設計した豪華客船、アフロディーテ号。

鈴木財閥のご令嬢、鈴木園子に招待されたコナンや毛利蘭、少年探偵団は、そこに乗船することに。

ゴージャスな船でクルージングを楽しむ一行。
朝食を終えた一行は、船内でかくれんぼをすることに。

しかし、その最中、鈴木園子が何者かに襲われて、監禁されてしまう。

コナンの活躍もあり、幸いにしてすぐに見つかった鈴木園子。

しかし、安心したのも束の間。
今度は、八代貴江が刺殺されてしまったのだ。

事件はさらに加速。
爆破事件も発生し、乗客の身も危ぶまれる事態へと進んでいく。
 
 
犯人は一体誰なのか？
逃げ場のない船内でのコナン達の運命はいかに？
 
 
「水平線上の陰謀」は、豪華客船で繰り広げられる、スリル満点のストーリー。

二転三転する展開も注目ポイントだ。
 
 
キャッチコピーは、

「忘れはしねぇよ、オマエのことだけは…」
「オマエを、絶対に守る」

だ。

「水平線上の陰謀」の犯人は？

ストーリー序盤から、怪しい行動をとっていたシナリオライターの日下ひろなり。

疑わしき人物としてすぐに捜査線上に浮上した。
しかし、日下ひろなりにはアリバイがあったのだ。

犯行時刻に、設計士の秋吉美波子と電話をしていた日下（くさか）ひろなり。

完璧なアリバイに見えたが、それはICレコーダーを使ったトリックだった。

日下ひろなりの父親は、15年前の貨物船事故で亡くなった船員。
父親を復讐を果たすため、今回の犯行に至ったのだった。
 
 
事件は無事解決、一度はそう思われた。

しかし、この結末には続きがあったのだ。
 
 
今回、一連の事件の真犯人が別にいたのだ。

日下ひろなりが殺したと思われた八代貴江は、真犯人の変装だった。

その人物とは
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設計士の秋吉美波子。

八代貴江に変装して、日下ひろなりに殺されたフリをする。
その後で、秋吉美波子は八代貴江を殺害したのだった。

日下ひろなりがICレコーダーを使って犯行を計画していることを知った秋吉美波子。
彼女はそれを逆手にとったのだった。

秋吉美波子の正体。
それは、15年前の事故で亡くなった船長の娘だった。
 
 
今回の事件は、15年前の貨物船事故の遺族が八代グループへの復讐のために起こしたものだったのだ。

「水平線上の陰謀」の感想(※ネタバレ)

ではここからは、「水平線上の陰謀」を観て感じた、個人的な感想についてご紹介。

一部ネタバレを含んでいるので、未見の方はご注意頂きたい。
 
 
「水平線上の陰謀」で一番印象に残ったのは、探偵の毛利小五郎の活躍。

普段は見当外れな推理で場を混乱させることが多い毛利小五郎。
しかし、今回は誰より早く真相に辿り着き、真犯人を確保したのだ。

毛利小五郎の妻の妃英理に似ている真犯人の秋吉美波子。
彼女を無実と思いたいがゆえに、毛利小五郎は真相に気付いてしまった。

そう考えると、なんだか悲しい気持ちにもなるが…
今回は、毛利小五郎の活躍がめざましい作品に感じた。

お得意の一本背負いには、思わずガッツポーズが飛び出たくらいだ。

コミック37巻でも、妃英理絡みで、毛利小五郎がコナンよりもしっかりと真相を明らかにしたことがある。

これは愛ゆえなのだろうか。
いつもこれくらいの活躍を見せてくれると、コナンも助かるのだが…
 
 
また、今回の犯行計画は、現実的に考えて、とても成功率の高いものだったように感じる。

何故なら、でっち上げた犯人が犯行を自覚しているのだから。

これこそ、まさに完全犯罪になり得るものだったのではないだろうか。
 
 
「水平線上の陰謀」は、様々な人物の思いが交錯。
まさに「陰謀」という言葉がふさわしいストーリーとなっていた。

「水平線上の陰謀」の矛盾点

ミステリー要素を強く前に出した「水平線上の陰謀」。
しかし、ネット上では、ある矛盾点も話題となっているのだ。
 
 
それは、コナンが蹴っていたバレーボールを、毛利蘭が「サッカーボール」と言ったこと。

だからこそ、コナンはボールの音だけが聞こえる位置に毛利蘭がいると推理した。

しかし毛利蘭は、しっかりとコナンがバレーボールを蹴っている所を見ているのだ。

 
 
毛利蘭の視力は1.5とのこと。
あの距離で見えなかった、というのは想像しがたい。

単に角度的にバレーボールと認識できなかっただけなのか。

考え出すとキリがないことではあるのだが…

「水平線上の陰謀」の声優一覧

では、「水平線上の陰謀」に登場する声優をご紹介しよう。
 
 
メインキャラクター

・江戸川コナン/工藤新一(幼少期)役 高山みなみ

・毛利蘭役 山崎和佳奈

・毛利小五郎役 神谷明

・灰原哀役 林原めぐみ

・工藤新一役 山口勝平

・目暮十三役 茶風林

・阿笠博士役 緒方賢一

・吉田歩美役 岩居由希子

・小嶋元太/高木渉役 高木渉

・円谷光彦役 大谷育江

・鈴木園子役 松井菜桜子

・白鳥任三郎役 井上和彦

・千葉刑事役 千葉一伸

・トメさん役 中嶋聡彦

・佐藤美和子役 湯屋敦子
 
 
劇場版オリジナルキャラクター

・日下ひろなり役 山寺宏一

・秋吉美波子役 榊原良子

・海藤渡役 中田浩二

・辻本夏帆役 西村ちなみ

・岬直也役 太田真一郎

・伊沢洋介役 大川透

・水久保仁役 井原啓介

・磯崎滋役 大川透

・汐見 勝彦役 遊佐浩二

・八代延太郎役 岡部政明

・新見謙介役 有本欽隆

ルパン三世の銭形警部役であり、タレントとしてもお馴染みの山寺宏一氏。

山寺宏一も「水平線上の陰謀」にて、声優として参加していたのだ。
 
 
それと、工藤新一のそっくりで、服部平次のライバルとも言われている沖田総司の声優を務めている遊佐浩二もこの「水平線上の陰謀」に出演していたことに改めて気づいた。

もしよければ、沖田総司についての過去の記事も読んでいただければと思う。

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2018.10.12

 

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「水平線上の陰謀」まとめ

いかがだっただろうか。
「水平線上の陰謀」は、毛利小五郎の神回と呼ぶ人も多い作品。
終盤のシーンを何度も観たい、と思うのは私も一緒だ。

これを機に、改めて「水平線上の陰謀」を観返してみてはいかがだろうか。