ゼロの日常17話のネタバレ(あらすじ)と感想は？安室透が榎本梓の兄からお願いされた事とは？

原作のみならず、劇場版も大ヒットを記録している名探偵コナン。
その人気っぷりを象徴するように、公式スピンオフ作品が誕生したのだ。

作品のタイトルは、「ゼロの日常(ティータイム)」。
原作者、青山剛昌先生の完全監修というのも、注目を集めている理由の一つだ。

今回は、「ゼロの日常」第17話のあらすじと感想をまとめた。

「ゼロの日常」第17話の登場人物

ではまず、「ゼロの日常」の第17話に登場する、主なキャラクターについてのご紹介だ。
 
 
・安室透

日本を守る公安警察官。29歳。
黒の組織にコードネーム「バーボン」として潜入捜査を行っている。

その一方で、喫茶ポアロでバイトをしながら、私立探偵として活躍中。
高い観察力と身体能力には定評がある。

ハムサンドを始め、安室透の作る料理は、喫茶ポアロでも大人気とのこと。
 
 
・榎本梓

喫茶ポアロで働くウエイトレス。23歳。
いつも笑顔で明るい、お店の看板娘だ。

喫茶ポアロの店員歴としては、安室透の先輩にあたる。

榎本梓の作る特製パスタは、お客さんから好評らしい。
梓を目当てに来店する人もいるとのこと。
 
 
・榎本杉人

榎本梓の兄。28歳。
神奈川県の証券会社に勤めている。

梓を溺愛していて、シスコン気味。
ダジャレ好きな一面も。

趣味はクレー射撃。
 
 
・大尉

榎本梓が飼っている猫。

元々の飼い主が猫アレルギーで、榎本梓が飼うこととなった。

名前の由来は、名探偵ポアロの友人、「アーサー・ヘイスティングス大尉」から。

名付け親は、喫茶ポアロのマスター。

「ゼロの日常」第17話のあらすじ

では、「ゼロの日常」第17話のあらすじについてご紹介しよう。
 
 
TIME.17 「お兄ちゃん！？」

舞台は営業後の喫茶ポアロ。
店員の安室透は、お客からの電話に応対していた。

一方でウエイトレスの榎本梓は、ビンの蓋を開けるのに苦戦中。
安室透は電話対応しながら、スマートにビンを開けてみせた。

 
 
営業終了後の掃除を行う安室透と榎本梓。

そんな中、梓は安室に一つ相談を始める。
それは、「どうしたら猫に好かれるのか」というものだった。
 
 
飼い猫の大尉と何かあったのか、と尋ねる安室透。

そこに現れたのは、榎本梓の兄、榎本杉人だった。
近くまで来たから寄ってみたとのこと。
 
 
そして、榎本梓の相談内容は、この榎本杉人に深く関係することだったのだ。
 
 
榎本梓の飼い猫である大尉。
大尉は何故か、榎本杉人に全くなつかなかったのだ。

榎本梓が長く家を空ける時に、大尉を預かると言ってくれている榎本杉人。

しかし、大尉がなつかないのでは、榎本梓も安心して預けられない。

色々試してみたものの、なかなか上手くいかない、という杉人。

安室透はその謎を解明すべく、知恵を絞ることに。
 
 
大尉が榎本杉人になつかない理由とは一体？

第17話では、動物の心理まで読み解こうとする、安室透の観察眼が光るストーリーとなっている。

「ゼロの日常」第17話の感想

「ゼロの日常」第17話では、榎本梓の兄、榎本杉人の初登場が印象的だった。
 
 
第16話のラストで、杉人の登場は既に仄めかされていたのは、記憶に新しい。

しかし、原作でもなかなかメインとなって登場することがなかった榎本杉人。

だからこそ、ダジャレを連発するなどの、榎本杉人の朗らかな人間性はインパクトがあったのだ。

これは、榎本梓が準主役級に登場する「ゼロの日常」だからこそ描かれるストーリーと言えるだろう。
 
 
原作では、殺人事件の容疑者として登場した榎本杉人。
(単行本コミック61、62巻より)

結果的に疑惑は晴れたものの、状況が状況だけに、なかなか明るいキャラクターは見ることができなかったのだ。

それだけに今回、次々と繰り出されるダジャレはインパクト抜群だった。

年齢は28歳である榎本杉人。
しかし、年齢以上に中年じみた一面があるのかもしれない。

安室透より年下と考えると、なかなか驚きである。
 
 
また、仕事終わりに神奈川県から妹の榎本梓に会いにやってきた榎本杉人。

「近くまで来たから」とは言っているが、恐らくわざわざ会いに来たのだろう。

証券マンとなれば忙しいであろうに…
榎本杉人のシスコンっぷりが隠しきれないストーリーとなっていた。
 
 
当の妹にはダジャレ連発もあり、「恥ずかしい」と怒られているものの…

こうした怒られることですら、兄としては嬉しいものなのだろうか。

こんな可愛い妹がいたら、大切にしたくなる気持ちも分からなくもないのだが…
 
 
そして、可愛い可愛い妹の榎本梓と働くイケメン店員の安室透。

その関係性を兄の榎本杉人としては、多少心配しているような描写を個人的には想像していたのだが…

今回のエピソードを見る限り、そのような素振りは感じられなかったので、やや残念な気持ちもある。
 
 
榎本杉人の、キャラクターとしてのパンチ力に目が行きがちな第17話。

その反面で、さりげない安室透の観察力の高さも描かれていたのだ。

序盤のビンの蓋を開けるシーンは言わずもがなカッコ良かったが、

榎本杉人が脇腹を痛めたこと。
そして、大尉が杉人の脇腹あたりを気にしていたこと。

この二つだけで、大尉が榎本杉人になつかない理由を解明したのだ。
 
 
その理由を察した安室透は笑みを浮かべ、さりげなく話を誘導。
杉人に自ら気付かせるという手法をとって、問題を解決させたのだ。
 
 
この安室透の絶妙な「さりげなさ」というのはとてもスマートで、彼のカッコ良さを際立てている。

職業柄、目立ちすぎては困ることが多い安室透。
黒の組織に潜入している点、そのあたりは気にしているのだろう。
(時折見せる、ド派手なカー・バイクアクションは目を瞑るとして…)
 
 
そして、そのエピソードの延長として描かれていたのが、安室透の博学っぷり。

動物の好みについても詳しいとは、安室透の知識の幅の広さを感じることができた。

 

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「ゼロの日常」第17話まとめ

いかがだっただろうか。

「ゼロの日常」第17話では、榎本梓の兄の榎本杉人が初登場。
その人間性が良く分かるストーリーとなっていた。

一方では、安室透のスマートな魅力が光るシーンも見所となった第17話。

今後はどんなカッコ良い安室透が描かれるのだろうか。
周りの人間模様も含めて、「ゼロの日常」からは目が離せない。