ゼロの日常の1巻のネタバレと感想は？安室透主役の名探偵コナンのスピンオフの作者は？

劇場版「ゼロの執行人」での活躍により、人気が大爆発している安室透。
そんな彼が主人公となった、名探偵コナンのスピンオフ作品が、週刊少年サンデーにて連載されている。

そのタイトルは、「ゼロの日常(ティータイム)」。

原作では描かれることが少ない、安室透こと、「ゼロ」のプライベートに迫っている。

最近は、「ゼロの日常」の記念すべき単行本第1巻が発売。
今回は、その気になる内容のネタバレと感想についてまとめた。
 

安室透についておさらい

では、もうご存知かもしれないが、「ゼロの日常」の主人公、安室透についておさらいしよう。

安室透は、本名は降谷零。
年齢は29歳。

公安に所属している、日本を守る警察官。
捜査の一貫として、黒の組織にスパイとして潜入している捜査官でもある。

さらに、喫茶ポアロでバイトしながら、私立探偵として活動している一面も。

公安警察官、バーボン、私立探偵とトリプルフェイスを使い分けている安室透。

その高い洞察力や身体能力は、それぞれの業務に役立っている。
 
 
同じく黒の組織にスパイとして潜入していたFBI捜査官、赤井秀一との間には、深い因縁も。
それは、公安警察官で組織のスパイだった、スコッチの死が大きく関係している。

「ゼロの日常」1巻の登場人物

では、「ゼロの日常」1巻に登場する、安室透以外の主な登場人物についてご紹介しよう。
 
 
・榎本梓

 
 
喫茶ポアロにて、安室透と共に働くウェイトレス。
明るく優しい性格で、お客さんからも人気が高い、お店の看板娘だ。
年齢は23歳で、5歳年上の兄、杉人がいる。
 
 
・風見裕也

 
 
安室透と同じく、警視庁公安部に所属している警察官。
年齢は30歳で安室より年上だが、階級としては、安室の部下にある。

安室のサポート役として登場することが多い。
 
 
・赤井秀一

黒の組織に「ライ」というコードネームで潜入していたFBI捜査官。
2年前、同僚のミスにより、スパイであることが発覚し、組織を抜けることに。

高い推理力と的確な狙撃能力を武器に、捜査の最前線で活躍中。
安室透にとって、因縁深い相手でもある。
 
 
・栗山緑

 
 
毛利小五郎の妻、妃英理（きさきえり）の法律事務所で、サポート役を務める秘書。
 
 
 

「ゼロの日常」1巻のストーリー一覧(ネタバレ)

では、名探偵コナン、スピンオフ作品、「ゼロの日常」の基本情報について紹介しよう。

作者は新井隆広氏。
週刊少年サンデーにて、様々な作品を連載してきた漫画家だ。
現在は36歳で、過去にはイギリスのスコットランドで生活していた経験も。
 
 
今回、コナンの原作の作者である青山剛昌氏は、原案協力として、「ゼロの日常」に参加している。
 
 
ちなみに、今回のタイトルは、放課後ティータイムからとったとのこと。
これは、アニメ「けいおん」に登場するガールズバンド名だ。

「日常」と書いて、「ティータイム」と読ませるあたりは、コナン作品らしい傾向といえるだろう。

 

では、「ゼロの日常」のストーリーのあらすじについて、簡単にご紹介しよう。
ネタバレを含んでいる箇所もあるので、未見の方はご注意を。

ちなみに、今回「1話」ではなく、「TIME.1」と表記されているので、そのままご紹介する。
 
 

TIME.1 「三足の草鞋」

公安警察、私立探偵、組織のメンバー、という、トリプルフェイスを使いこなす安室透。
その日常を描いたようなストーリーだ。

主に喫茶ポアロの同僚、榎本梓との絡みがメインとなっている。

お客さんの些細な変化を見抜き、気遣いを見せる、出来る男な一面も見所だ。
 
 

TIME.2 「It's a piece of cake」

黒の組織の女幹部、ベルモットと食事をする所から始まるストーリー。

日本酒を使って、和のフランベをする安室透の料理好きが見てとれる。
 
 

TIME.3 「眠くない…」

公安警察の部下、風見裕也との絡みがメインとなっている。
安室に対して、忠実に従う姿を見せる風見。

二人の関係性が良くわかるストーリーだ。
 
 

TIME.4 「特製カラスミパスタ」

喫茶ポアロの同僚、榎本梓と共に、スーパーに買い出しにやってきた安室透。
ちょっとした言葉のニュアンスも見逃さない、安室透の洞察力の高さが見てとれる。
 
 

TIME.5 「君も…」

赤井秀一への恨みを胸に、トレーニングに打ち込む安室透。

憎悪に満ちた表情とは裏腹に、捨て犬を見つけた瞬間の柔らかい表情も必見だ。
 
 

TIME.6 「舌をかまないように」

喫茶ポアロにパーティーに持っていくハムサンドを買いに来た栗山緑。
しかし、開始時間を1時間勘違いしてしまっていた。

そんな緑を助けるため、安室透が自慢のドライブテクニックで奮闘する。
 
 

TIME.7 「眠れないんですか？」

不眠に悩むベルモットに、安室透が助言する所からストーリーが始まる。

そんな中、昔の思い出の詰まった写真を見て、懐かしむ安室透の悲しげな一面も収録されている。
 
 

TIME.8 「綺麗にしてやる」

洗車をすることにした安室透。
ピカピカになった車に、なんと足跡が付着していた。

その正体は、以前見つけた捨て犬。
動物にも優しい、安室透の姿を見ることができる。
 
 

TIME.9 「いけないよ」

ケガをしていた捨て犬を手当てした安室透。
「ケガをすれば、また構ってもらえる」と思った犬は、何度もケガをして安室の前に現れる。

そんな姿に、過去の自分を重ねてしまった安室。
最後には、捨て犬を飼うことに決めた。
 
 

TIME.10 「決めた」

飼い犬の名前に悩む安室透。
ストーリーの中では、ギターを弾くシーンも。

最終的には、彼らしいアイディアで、名前を決定することに。
 

「ゼロの日常」1巻の感想

大人気の安室透がついに主人公となった、公式スピンオフ作品。
それだけで、ファンの関心も強いものとなっていたことだろう。

原作ではなかなか描かれない、安室透のプライベート。
それは、とても興味深いものとなっていた。
 
 
特に気になったのが、飼い犬となった、「ハロ」との出逢いの物語。

ケガをしては自分の前に現れるハロは、まさに幼き日の降谷零君を象徴していた。

小さい頃、何度もケガをしては、宮野エレーナの病院へ通っていた降谷零。
その頃の自分を思い出して、放っておけなかったのだろう。
 
 
犬という、汚れのない存在が、安室透の心の闇を払拭する展開も期待したいものだ。
 
 
また、このスピンオフでのストーリーは、原作でも関係性を見せてくるのだろうか？
そのあたりも今後、チェックしておきたい。
 

 

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「ゼロの日常」1巻のまとめ

いかがだっただろうか？
安室透の人気を後押しするこの作品は、世間でも高い関心を集めている。

「安室透」をもっと知りたい、と思っていた方にとっては、待望の作品となることだろう。
今後、どのようなエピソードが描かれるのか、気になる所だ。